本の整理をするつもりが、「魔界転生」(講談社文庫)に目をとめてしまい、そのまま上下巻を読み耽って棚整理頓挫。
魔界転生と言えば、深作欣二監督映画の印象が子供心に強烈(ちょっとえっちで怖い)(子供なだけに)でしたが、大人になってから読んだ原作はそれを上回る強烈さでした。何度目かの再読になる今もなお。
エロいわグロいわエンタメだわ、っていう薄っぺらい単語が脳直で出てきます。絶賛する気持ちでいっぱいなのに。捻りに捻っても、極彩色とか禍々しい絵草紙とかそんな程度しか出てこない己の語彙力。
文章がいちいち絵になる、そこがたまらないです。