ラクガキ帖

モノクロのラクガキを展示、だったのが最近色付きに。たまに読書やら何やらの呟きも付随します。

スケッチ&読書「サラムボー」

「サラムボー(上下)フローベール/中條屋進訳」 岩波文庫 序盤はもう投げ出そうかな、と思ったけど上巻中盤から波に乗り一気に読了。 幻想文学関連や象徴主義美術関連で散々タイトルを刷り込まれていたものの、読んでいなかった作品の一つ。あらすじを念頭…

スケッチ&読書

嗚呼、月影花之丞が観てぇなあ!(大の字で寝っ転がる) 「桃 久世光彦」中公文庫 毎度毎度、この人の文章が創り出す世界に惚れ惚れし、この人が繰り出す女性観にやや辟易する。kindle以外に再版出来ないのはそのせいか?と穿ったり。辟易はすれど、この毒と…

スケッチ&読書

巻き毛を描こうとすると、おかんパーマにしかならないことはここ数年うっすら気づいていました。そもそも「巻き毛」という単語もすんなり浮かばず、「天パ」か「もじゃもじゃ頭」っていう単語しか出てこない語彙力なんですが。 巻き毛といえば萩尾望都、と思…

スケッチ&読書

怪奇な大山脈第二弾を登る前にちょっと小休止すべく寄り道をするも、そっちも面白すぎて短距離走並みに(自分比)集中して読了。 「自生の夢 飛浩隆」河出文庫 すごい面白かった。 とってもすごい面白かった。 語彙力かき集める余力も持てないほどのめり込ん…

スケッチ&読書

…「麒麟がくる」予想、結構いい線いってた気がするなあ(先週からの余韻)。 「怪奇文学大山脈 1 /荒俣宏編纂」東京創元社 積読状態だった本をようやっと読了。 西洋近代名作選【19世紀再興篇】と銘打たれた一冊。 ぶ厚さと二段組という物理的要素と、怪奇…

スケッチ&読書

先日の「怪奇小説傑作集4」と一部収録作品が被ってしまうけど、ジャケ買いならぬ装丁買いで購入していた文庫本「幻想怪奇短編集」「暗黒怪奇短編集」澁澤龍彦訳/河出文庫を読了。 収録作品全体の好みからいうと「暗黒怪奇短編集」の方が好物揃い。 特に『草…

スケッチ&読書

「ゴシック文学入門」東雅夫編 ちくま文庫 収録されているエッセイ&論考のなかで一番歯が立たないであろうと思っていた日夏耿之介の「『高野聖』の比較文学的考察」が意外と読みやすかった印象。多分、その前にある前田愛の「獄舎のユートピア」で慣れない…

スケッチ&だらだら雑談

年末に観た東映チャンネルの「赤穂城断絶@深作欣二監督」は、全体的なストーリーは驚くほどとても普通の忠臣蔵でした。千葉真一さんや渡瀬恒彦さんがなかなかクレイジー侍なんですが(言い方)、近藤正臣さん&原田美枝子さんの橋下平左衛門夫婦がどう見て…

スケッチ&読書

孔雀王を見て育った人間による錫杖のイメージ。 「ハザール事典 男性版&女性版 ミロラド・パヴィチ/工藤幸雄」創元ライブラリ 三ヶ月かけて読了。ようやく読んだ。読み切った。たぶん読んだ。息絶え絶え。 正直、理解が半分も出来てないです。 虚構の中に…

ラクガキ&読書

飛翔せざるもの 「写楽 皆川博子」角川文庫 復刊の波に乗じて購入、読了。 浮世絵師としての写楽そのものの研究探求したい人には肩透かしかもしれないけれど、写楽という存在を一滴の隠し味として皆川流に調理された寛政時代の空気を味わうには美味でござい…

スケッチ&だらだら雑談

遂に、「澁澤龍彦 泉鏡花セレクション」国書刊行会全四冊を本棚にお迎えしました。 「泉鏡花」「澁澤龍彦」「山尾悠子」「小村雪岱」と並べられたら買わざるを得ません。あと「国書刊行会」って要素も重要。 発売が発表された当初は、造本も素敵なのと同時に…

スケッチ&雑談

「わたしの名は赤(新訳版) オルハン・パムク/宮下遼訳」ハヤカワepi文庫 の上下二冊を一週間と半分かけて読了。 薔薇の名前inオスマン帝国、と聞いていたのですが成る程。 細密画師の殺害をきっかけに複数の視点から展開される歴史ミステリー、と言ってい…

スケッチ&だらだら雑談

Eテレにっぽんの芸能でやっていた「時今也桔梗旗揚(ときはいま ききょうの はたあげ)」を録画鑑賞。 二幕、馬盥の引っ込みが印象的です。 観てるこちらも肚にぐっと力を入れるような。 全体的に、信長もとい春永が酷すぎるの一語に尽きるのですが、だから…

スケッチ兎&だらだら雑談

本番前に雲の通行が気になる兎図 * 幻綺行 完全版 (竹書房文庫) 作者:順彌, 横田 発売日: 2020/06/18 メディア: 文庫 「幻綺行・完全版 横田順彌」竹書房文庫 夏にジャケ買いした本を涼しくなった午後に読了。 内容は、帯にこれ以上ないくらい的確に説明さ…

お神楽スケッチ&だらだら雑談

ストップほにゃらら!じゃなくて、神楽って素敵という感動のスケッチ 小さなブログからも小さく声を。 出版物の総額表示義務化には反対です。 出版物は従来通り、「本体価格+税」表記でいいと思う。 どうせ、消費税って今のまま固定じゃないだろうし。 刷り…

スケッチ&雑談

こってり系読書中。とりあえず、新刊と再読本を読了。 「 断頭台/疫病 山村正夫」竹書房文庫は、この分厚さでハズレ無しという大好物の盛り合わせ本でした。『女雛』とか『天使』の描かれている世間一般からは薄い膜で隔たっている人々とか、『ノスタルジア…

スケッチ&ド嬢

3巻まで読んでいて、このペースだったら続刊もだいぶ先だなと思っていた「バーナード嬢曰く。 施川ユウキ/一迅社」が、すでに5巻まで出ていたことに軽く驚く。続刊があることにじゃなくて、時の流れに鈍感になりつつある自分に。 マニアックな毒っ気たっぷ…

ラクガキ&ちょっと境界まで

マスクして近所で買い物する以外は、絵を描いたり本読んだり好きな作品観たりと巣篭もり夏休み満喫中。そもそも、休日にやりたいことといえば、家で絵を描いたり(以下略)なので理想の休日。 夏休み当初は本棚の整理するはずだったのに、拾い読みからそのま…

スケッチ&のすたるじぃ

どんなにクソ暑くても、夏は妙にワクワクしてしまうので、そのワクワク気分のまま書籍を購入。 「日本昭和トンデモ児童書大全/中柳豪文 辰巳出版」 あーこれこれ!っていう画像のテンコ盛り。すごい。楽しい。 まさに夏休み。親戚のお兄さんたちの本を読ん…

スケッチ&雑談

「蝶々殺人事件/横溝正史 角川文庫」に同時収録されていた『薔薇と鬱金香』の読後感が、あまりにも牧歌的な猟奇趣味(?)だったためか、続けて読んだ「愛と髑髏と/皆川博子 角川文庫」に打ちのめされる。 一足先に復活していた「ゆめこ縮緬/皆川博子 角…

スケッチ&雑談

飼いならす、的な。 「探偵・由利麟太郎」の最終二話を観る前に、未読の原作『蝶々殺人事件』を予習せねば!と復刊文庫本を読み耽ったためか、頭の中が同時収録の『蜘蛛と百合』で充たされてしまったりしたのですが、 無事に読了。ドラマも鑑賞。 原作のトリ…

ラクガキ&雑談

崩れ去った肉体を時の流れに逆らって維持する素藤、的な 「里見八犬伝@深作監督」は(また観てた)、親子設定の玉梓と素藤が妖怪として自由自在というよりも、血の池やら美女の皮膚やらでメンテナンスしないと維持できない不完全な要素があるのが良いなあ(…

スケッチ&雑談

録画しておいた「探偵・由利麟太郎」を鑑賞。 変に現代に改変しなくても…って思っていたのですが、予想以上にしっくりして、しかもレトロ&怪奇な雰囲気も維持しているという素晴らしい一話でした。以前、図書館で「由利・三津木探偵小説集成」を読んだ時、…

スケッチ&雑談

鶏頭と武者とワタシ(馬)。 なんだか少しばかり、本を読む体力(気力?)が疲弊してる状態なので再読で慣らしていこうと本棚の奥から数冊引っ張り出し、結局まんまと読み耽る。 「赤目四十八瀧心中未遂」車谷長吉 文春文庫 とある夏の日。図書館で、そうい…

スケッチ&雑談

自宅待機中に引きこもり生活を堪能すべく、読書やメディア鑑賞の実行計画リストを抱いていましたが、結局、半分くらいしか消化出来ませんでした。 時間はいくつあっても足りないものですね。お金もね(強欲)。 いつか読もうと思って購入していた以下の本を…

ラクガキ&雑談

しばらくブログ名に偽りありな絵ばかりアップする気がします。 やたら色を塗りたい。でもイマイチ塗り方が分からない。 月夜 色彩といえば。 平井堅とあいみょん(敬称略)の『怪物さん』のMVはとても良い色ですなあ。 会社で出来ることは完了したので、後は…

日々&ラクガキ

ラクガキは下書きの設計を誤り着地点を見失いました。 でも久々ちまちま描けたのでそこだけは満足。 水面 *** 読書の秋です。 秋は、本を買うこと(というか、量とか頻度)を白い目で見られがちな人間が「読書の秋だし」と言い逃れる出来る(出来てないけ…

ラクガキ&日々

ラクガキ 薔薇の線書き込みに少々飽きたので息抜きラクガキ。 久々に【神州纐纈城(講談社大衆文学館)】を読む。 無茶苦茶なんだけど、相変わらずいろいろと興奮する読後感を得る。 すっごい盛り上がってきたと思ったら未完だったという初読の衝撃とかもあ…

ラクガキ

ラクガキ途中 【絞首台の謎(創元推理文庫)】を再読中。 謎解きよりも描写に心惹かれてしまうので、あまり良い推理小説読者とは言えないのですが、このラストは何度読んでもゾクゾクしますなあ。 あ、もちろんネタバレなんて書きません。 ただし、これだけ…

日々&ラクガキ

ダンディと孔雀、的なラクガキ 思い立って、オースティンの【高慢と偏見(ちくま文庫)】を読了。 なぜなら【高慢と偏見とゾンビ(二見文庫)】が読みたいから。 素直じゃない若い二人にやきもきドキドキ、とかよりも癖のありすぎる周囲の人物像と、やたら出…