下書きの設計を誤り着地点を見失いました。
でも久々ちまちま描けたのでそこだけは満足。
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読書の秋です。
秋は、本を買うこと(というか、量とか頻度)を白い目で見られがちな人間が「読書の秋だし」と言い逃れる出来る(出来てないけど)唯一の季節です。
勿論、言い逃れできなくたって春夏秋冬買いますが。
最近、河出文庫で赤江瀑の「オイディプスの刃」が復刊されたので速攻買いました。
以前、古本屋で探し求めていた時には妥協の末に角川文庫の映画版表紙を購入していたので(私個人の趣味にはちょっと合わない)、小躍りしたいくらい嬉しいです。
あと、昔より文字大きくて読みやすい(最近の超重要事項)。
幻想文学の特集で赤江瀑という作家と作品世界を知って以来、コツコツっていうか貪欲にネットで文庫本を探しましたが、如何せん昔の出版物なので…文字小さい。
読めない作品もまだあるので…他も復刊してくれないかな。
いっそ、どっかの出版社さんが全集作ってくれないかな。
もうこの際、豪華な造りで。定価高くても良いから。
題名だけでもあんなに絢爛としてるんだから函入りで。
お金は無いけど買う。頑張って稼いで買う。
むしろ、あの赤江作品なんだから装幀を凝らずにどうするか。
全作品が傑作とは言いませんが、中毒性が凄いのでとにかく手元に置いておきたい作家さんです。
そういえば。耽美耽美って評される作品群ですが(実際そうですが)。
作品中の女性同士の会話シーンもなかなか独特な美しさを感じます。ゾクっとする気持ち良さがあるというか。「マルゴォの杯」なんか特に。
活字が読みやすい大きさなので愛読の立風書房さんは残念ながら絶版。