どんなにクソ暑くても、夏は妙にワクワクしてしまうので、そのワクワク気分のまま書籍を購入。
「日本昭和トンデモ児童書大全/中柳豪文 辰巳出版」
あーこれこれ!っていう画像のテンコ盛り。すごい。楽しい。
まさに夏休み。親戚のお兄さんたちの本を読んでました。
どの本&内容を読んでいたかというきちんとした記憶はまるでないのですが、ノストラダムスとか七不思議とか吸血鬼その他諸々の知識(好奇心)はここが根っこな気がいたしますですね。「肉付き仮面」という単語は未だに覚えてます。
今思い返すと、テキストよりもビジュアルが強烈過ぎて、感性を掻き回す悪夢誘導書って感じですね。怖くてエッチで原色ビッチャビチャな。
未だにこれらの誌面を飾った絵師の方々の名前はほぼ知らないのですが、「石原豪人/中村圭子編 河出書房新社」を見かけてパラパラ立ち読みした時、これ!これだこれ!この人知ってる!と興奮してしまうぐらい記憶に巨大な爪痕が残されております。
今なら(多分当時も)確実に悪書扱いだと思うのですが。
私にとっては、犯罪モノからミステリー小説、七不思議モノからファンタジー&SF小説に目を向けたきっかけの一要因であることは間違い無いと思います。
あーこれこれ!っという(以下略)。
正直、これこれ!というのはごく僅か(ポプラ社の二大系列)ですが資料として大変楽しいです。こういう表紙を見るだけでも楽しいですが、聞いたこともないタイトル豊富過ぎて何冊か積み上げて読み耽りたい。
あかね書房や盛光社は表紙がオシャレです。素敵。
生頼さんの画集でも見ましたが、少年版江戸川乱歩選集(講談社)の表紙は子供に容赦が無さ過ぎます。夜中に思い出したらトイレに行けない系。
読み応えあるなあ。
ちなみに、私が中身も込みで覚えているのは、背表紙ボロボロ状態で図書室の棚に鎮座していたポプラ社の江戸川乱歩少年探偵全集や怪盗ルパン全集なのですが(全集といいつつ、校内には全部は揃ってなかったと記憶)、一番記憶にあるのは文研名作ミステリーのYの悲劇とマルタの鷹です。絵のインパクトと、少年探偵団とは全く違う世界に惹かれて何度も繰り返し読んだ記憶があります。