蛇婿入り、的な。
昔、子供の時に読んだ本(おそらく民話関連)で、「相愛の男女(ここ大前提)。夜毎通ってくる男の素性が知りたくて衣に針をつけて糸を辿っていくと沼地で息絶えている白蛇がいた」というオチがあって子供心になんだか可哀想と思ったものです。
今だったら、なるほど距離感大事ですね、とか、親しくてもスマホ覗くのはダメって当然ですね、とか濁った感想が真っ先に出るのが嘆かわしいところであります。
蛇婿って東洋的なモチーフかと思いきや、サクッと検索しただけでも西洋にも数種あって驚き。キリスト教以前ってところがド素人ながらもなるほど…と思いました。カエルの王子とかの系統なのかな。
ちなみに、これらの婚姻譚を読んでも「蛇=エロティック」という感想は浮かんできません。エロティックな図象である、という理解は出来るけど。蛇は「恐れる・畏れる」対象という心理なんだと思う。