孔雀王を見て育った人間による錫杖のイメージ。
「ハザール事典 男性版&女性版 ミロラド・パヴィチ/工藤幸雄」創元ライブラリ
三ヶ月かけて読了。ようやく読んだ。読み切った。たぶん読んだ。息絶え絶え。
正直、理解が半分も出来てないです。
虚構の中に史実が垂らされているのか、その逆なのかさっぱり分かりませんが、宗教や文化&文明諸々が多層的に描かれているんだなという、ぼんやりした感想。
各挿話がいろいろな箇所でリンクしているということがうっすら分かるのですが(初めは真面目に気になる単語をメモしたけど、一週間でどうでも良くなった)、これこそ読書百遍しないと意が通じないんじゃないか?というぼんやり状態です。夢の中っていうか霧の中。
こんな状態なので、男性版と女性版のわずか数行の違いとやらがまるっきり分かってません。でも面白かった。断じて負け惜しみではない。たぶん。