部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

ラクガキ&読書メモ「美しの神の伝え」

スケッチ/貴族と馬的な

 

巻き毛を描こうとすると、おかんパーマにしかならないことはここ数年うっすら気づいていました。そもそも「巻き毛」という単語もすんなり浮かばず、「天パ」か「もじゃもじゃ頭」っていう単語しか出てこない語彙力なんですが。

 

 

巻き毛といえば萩尾望都、と思うほど「ポーの一族」の印象強いんですが実は一度も読んだことがありません。そんな人間がいきなり小説に手を出す。

 

「美しの神の伝え 萩尾望都小説集」河出文庫

 

「子供の時間」「ヘルマロッド殺し」が特に好き。

「クリシュナの季節」「左手のパズル」はいかにも萩尾望都

挫折の原因だった「美しの神の伝え」は今回するする読み進めました。前回は神話とSFと少女漫画(的)の三つの要素が私の中で上手く咀嚼できなかったのですが、今回は自分でも不思議なほど黙々と咀嚼。その結果、脳内にはボッシュの快楽の園的ワールドに浮遊するプラスチックな佳人達の図が上映。

 

実は一年ほど前に一回挫折。何かが噛み合わなかった。

今度の再チャレンジは読了。何かがかっちり噛み合ったようです。

 

美しの神の伝え ─萩尾望都・小説集─ (河出文庫)

美しの神の伝え ─萩尾望都・小説集─ (河出文庫)

  • 作者:萩尾望都
  • 発売日: 2017/08/05
  • メディア: 文庫