巻き毛を描こうとすると、おかんパーマにしかならないことはここ数年うっすら気づいていました。そもそも「巻き毛」という単語もすんなり浮かばず、「天パ」か「もじゃもじゃ頭」っていう単語しか出てこない語彙力なんですが。
巻き毛といえば萩尾望都、と思うほど「ポーの一族」の印象強いんですが実は一度も読んだことがありません。そんな人間がいきなり小説に手を出す。
「子供の時間」「ヘルマロッド殺し」が特に好き。
「クリシュナの季節」「左手のパズル」はいかにも萩尾望都。
挫折の原因だった「美しの神の伝え」は今回するする読み進めました。前回は神話とSFと少女漫画(的)の三つの要素が私の中で上手く咀嚼できなかったのですが、今回は自分でも不思議なほど黙々と咀嚼。その結果、脳内にはボッシュの快楽の園的ワールドに浮遊するプラスチックな佳人達の図が上映。
実は一年ほど前に一回挫折。何かが噛み合わなかった。
今度の再チャレンジは読了。何かがかっちり噛み合ったようです。