自分のラクガキ帖なので、あんまり負な言葉残したくないのですが一回だけ。
1回目の緊急事態宣言は仕方ないと思ったけど、2回目3回目の宣言は政府の無謀と無策という人災による被害拡大の結果だと思ってる。
この一年、ここまでグダグダでちゃらんぽらんなコロナ対策を見せつけられていると、日本の政策を担当している人々は、もしかして根本的に馬鹿なのか?と思わずにいられない。判断力はおろか学習機能というものすら欠如している気がする。あ、言語機能もか。テーマパークで無観客って何?
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はい、愚痴終わり終わりー。
「国芳の武者絵」東京書籍 購入。大判。
頁めくるごとに暑苦しく凝縮された世界が展開。
「むくつけき」とか「むしゃぶりつく」とか「組んず解れつ」とかいった言葉が連想。「筋骨隆々」「怪力無双」「毛脛」とか。
取っ組み合ったり踏ん張ったりしている絵が大半なので、暑苦しいのは当然なことなのですが、それにしても濃い。暴力的に濃い。
この肉のだぶだぶした感じ(言い方)が、漲った筋肉の流動と湿ったような肉質(?)を伝えてくるのではないか?と思いつきましたが、解釈なんぞどうでもいい事でもあります。ぶつかってくる絵を堪能。
「歌川国貞 これぞ江戸の粋」東京美術 も購入。
国芳関連を読むとケチョンケチョンな言われ方をされていることが多い国貞ですが、やっぱり綺麗。綺麗というかお洒落。極端に言うとクール。着物の柄とかじっくり鑑賞したくなる。
そもそも格闘している絵そのものがあまり掲載されていませんが、それにしても肉質があきらかに違う(肉質て)。太マッチョと細マッチョの差なんてレベルじゃない。
国芳の場合は肌から汗が滲んでそうですが、国貞の場合はさらさらとした肌のよう。
やはりクール。