部屋の窓際

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ラクガキ・バーバレラ&雑談

スケッチ バーバレラ

 

 

「バーバレラ ロジェ・ヴァディム監督」鑑賞。

名前だけはよく目にしていたのでワクワクして視聴。

カルトムービーとあったので予想はしていたのですが、予想を上回る内容でした。物語がすごいんじゃなくて(ある意味すごい)、映像作品としてのアプローチがすごい。

サイケデリックでエロティックでキュートでポップな世界。プラス茶目っ気。人によっては悪ふざけと受け取るかもしれません。

ストーリーは、ヒロインのバーバレラが悪党デュラン・デュランを退治する(退治て)SFファンタジー。その過程でやたら被虐的な目に遭うというのがポイント。

 

掴みはやっぱりオープニングなのでしょうか。ジェーン・フォンダの無邪気お色気。

個人的には、ピンクの船体で内装が毛皮っていうのに心打たれました。

あと、悪の女王が素敵。

 

あの危険な関係ジェラール・フィリップジャンヌ・モロー)」の監督が撮るとSFはこうなるのか…っていう衝撃。むしろSF風にした艶笑譚。ちょいちょい面白いポイントがあるのですが、トホホな感じも漏れなく付随。そのトホホさを際立たせているのが音楽な気がします。敢えてあの音楽なんだろうけど…本当にこれ、あの危険な関係モダンジャズ)」の監督なんか?

ここまですごいと原作のバンド・デシネも気になります。

 

正直、視聴後は速攻で録画削除ボタンを押そうと思ったのですが、もう一度この心の準備体操(どんな)が整った上で視聴するとまた味わいが違うのではないかと思って保存継続中。

 

 

 

バーバレラを鑑賞し終わってふと思い出したのがフラッシュ・ゴードン  監督マイク・ホッジス」。音楽がクイーンでやたらカッコ良く、スペースオペラ要素満載なのに突っ込みどころも満載という作品。チープだけど、ビジュアルはなかなかではないかと。ミン皇帝とホークマンが特に好き。

調べるとスター・ウォーズ(最初の三部作)との因縁が興味深いです。アニメ化リブートの話題もありますが、どうせなら今の技術で実写化で観てみたい。