部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

11月14日 読書メモ「北斎まんだら」

 

月曜日。晴れ。そこそこ暖かい。

仕事の内容が、若干年末モードに入り始めた気配。

 

朝。今日も元気にヨーグルト道。柿も食べる。

昼。黒米入りのおにぎりに梅干し。茄子と油揚げの味噌汁。

夜。白米と味噌汁。焼き鮭と納豆。

味噌汁は里芋に人参、ゴボウ、長ネギ、厚揚げ。麦味噌。ちょろっと生姜。

 

 

週末は何度目かの「魔術的芸術 アンドレ・ブルトンに挑戦するも、挫折。

まずは自分の読解力を鍛えるべき、という自覚はあるがちょっと読み難いにも程があると思う。読解しようと追っているはずの文章が霞んだり固まったり、全く頭に入らない。ブルトンが難解なのか、訳が難解なのか。

文句垂れつつ、図版集としてだけでも楽しい。

ちょうど高山宏本を並行して再読しているので、タブローとして視る。

 

北斎まんだら 梶ようこ」講談社文庫を読了。

こちらはするすると読める、娯楽小説。

北斎に弟子入り志望の豪商の若旦那が主人公。が、芯は応為(お栄)だと思う。

目を起点として絵師の業、のようなものがチラホラしつつも後味は爽やか。ミント系の爽やかさではないが。大葉?

枕絵を据えて男女の色々もあるけど、さらりからり。生臭さ皆無。むしろ少々乙女チックでもある。

作品によっては醜女扱いのお栄が、美醜はともかく気風が良く密かに艶のある姐さん。渓斎英泉はどの世界でも、情けなくもやたらいい男になっているのが興味深い。

こちらの世界の北斎は、一歩突き抜けた画狂人。