土曜日。快晴、強風。鼻注意。
大掃除は終わったとみなしているので、通常の土曜日。
通常というか、いろいろ疲労したのでだらだらしまくる日に設定。
朝。トースト。爽やかにリンゴ丸かじり。ヨーグルト道。市販のオニオンスープ。
昼。コンビニラーメンと餃子。ビール。
夜。白米。野菜室の鍋と鱈を投入して鍋。ビール。
昼間にコーヒー。
あとは肩凝り頭痛の恐怖が忘れられないので、白湯やカモミール。
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クリスマスに関しては、尖った季節を通り過ぎて一年に一回こういうシーズンもいいよね、としみじみする年齢。むしろ、もう一年過ぎるのかと焦りを感じる。
長靴型のお菓子セットに郷愁。値段は衝撃。
部屋でだらだらしつつ映画鑑賞。
「浪人街」
1990年作品。松竹。黒木和雄監督。
原田芳雄、石橋蓮司、田中邦衛、勝新太郎。
安定の悪役中尾彬、艶かしい樋口可南子、贅沢配役琵琶法師の天本英世。
マキノ正博監督作品のリメイクということは知っていたが、四度目とは。
三度セルフリメイク、四度目はご本人が総監修。
物語としては、底辺なりに必死に生きる夜鷹と周囲の人々と、自己解釈で都合の良い正義を振りかざす旗本たちと、それぞれに巻き込まれていく四人の浪人、でしょうか。
スタイリッシュとは真逆の汗臭いというか泥臭い空気感。
とぼけた図と陰惨な図のシャッフル。
個人的には、快と不快がスレスレの構図。
中盤まではまどろっこしいような展開が、終盤でたたみ掛けるように役者とともに爆走し大殺陣が終わって気がついたらホッとしたような後味。虚無混じるけど。
女のために、刀を何本もぶっ差して死地に赴く原田芳雄の滑稽感と格好良さよ。
助太刀に駆けつける白装束の石橋蓮司が、まさに無双。
未来を振り切って騎馬武者姿で駆けつける田中邦衛。
得意の殺陣が封印されても存在感溢れまくる勝新太郎。
だらだら見るつもりが、食い入って観てました。