部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

3月30日 久々に貼る


木曜日。ぼんやりとした晴れ。
軽く捻ってしまって湿布を貼る。
今時こんなに香る湿布があるだろうか。
サロンパス。安定の香り。
うわー、と思いつつ嫌いでは無い。

通勤経路の桜が満開。
桜も綺麗だが、木蓮も綺麗。
一足早い白木蓮は、朝陽のなかで輝く様に感動するとともに、あっという間にくすんで萎れて崩れていく様にもまた目を逸せない何かがあった。
今が盛りの木蓮は、柔らかい紫のグラデーション。
近頃は暗紫色の樹も見かけるようになった。


朝。ヨーグルト道。
昼。昨夜の炊き込みご飯をおにぎりに。カップスープ。
夜。白米。青梗菜とエビのガーリック炒め。新ジャガ煮っ転がし。春雨スープ。

夕食後、お灸しながらお茶ときんつば





先日の「砂の惑星」の連想からギーガーの画集を検索してみる。
実は、昔から興味はあるものの、所有することに抵抗&欲したときには復刊版も品切れ状態であったりと御縁が無い。トレヴィルって憧れだったなあ。
国内版は全滅だが、さすがのTashen。
確認するだけにとどめる。


陳腐な表現だが、ギーガーの画集は見てはいけないものを見ている気分にさせる。
性的なものへの恐れというか、嫌悪というか、怯えというか。
ベルメールの素描を見たときに近い。
肌というより、その内側に起因するエロティック。
目にするべきものでは無いものを切望する感じに抱く惧れ。やはり恐怖に近いか。
捕食されるモノが目にする悪夢と思っていたが、ある意味、九相図に近いとも感じる。
静謐な九相図ならともかく(?)、暴力を孕む九相図。やはり恐怖だ。


だいぶ前に、WOWOWでギーガーのドキュメンタリーを見たことがあるが、かなり無邪気な人なんだな、と思った記憶。