部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

6月3日 朝のメモ


土曜日。朝も雨。田圃が池。
鳥の声は数種類あちらこちらに響いているが、姿までは見えない。
声といえば、夕方になればこの時期の風物詩であるカエルの和声が盛んなのだが、昨夜はさすがに暴風雨のためか沈黙。

季節を感じるあの声を騒音ととらえて騒ぐ人間もいるという驚き。
除夜の鐘に文句垂れる輩もいる世の中だから、驚くにも当たらないか。
蝉もカエルも、状況によってはどんな音でも煩く感じるのは理解できるが、ご自身が騒ぎ立てることもある種の騒音であるかもしれない、とはきっと思い至らないのだろうな。


という、めんどくさい考えを雨季には抱きがち。
天候でメンタルや体調は左右されがち、ということを歳をとってから実感。





朝。トースト。半熟卵乗せ。トマトジュース。蜂蜜入りヨーグルト。
昼以降は未定。





「グラン・ヴァカンス」に続いて「ラギッド・ガール」を読み始めたが、ヒリヒリする美しさで成り立つ世界観満載なので休み休み読む。二編目の『ラギッド・ガール』まで読み、「グラン・ヴァカンス」の解説にあったフレーズを理解。

目安め(?)に「絵金 闇を照らす稀才」東京美術を見る。
前から絵金の画集が欲しかったのでお手頃価格で、見所満載。
こちらも、美と醜の境界線をなぞるような絵だが、泥臭いとも云えそうな線に温かみすら感じる。生臭みとも言えるかもしれないが。
ほのぼの絵もあるし、何より白描が見られるのが嬉しい。



空が明るくなってきた。