部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

10月25日 

 

火曜日。薄い雲の隙間に青空。

いくらなんでも寒すぎる。

ヒートテックを着るか悩むが、今着るともう春まで脱げないので耐える。

 

 

朝。いつものヨーグルト道。プラス、コーンポタージュにパン。

食べないと体は暖かくならない。出勤前にストレッチと軽い筋トレ。

 

昼。ポテサラサンド。オニオンスープ。アンパンにコーヒー。

冬になるとやたら食べる傾向。発熱するべく体が欲しているのか、単に胃袋の問題か。もしや、種としての冬眠の記憶?

 

夜。白米。餃子鍋。小松菜と油揚げの炒め物。

食後、みたらし団子とほうじ茶。

 

 

サム・スミスのunholy。

楽曲も好みだが、映像が更に好み。

深紅の幕から顔をのぞかせているその表情が、バロック様式でお馴染みのサテュロス名めいている。そこからすぐさま脳内の回路はバッカスへと流れ、瞬時にメフィストフェレスへ到達。

月並みな表現だが、実にデモーニッシュ。ワクワクする。

 

また。

英語が苦手な私は、当初歌詞の一部をバビロンと空耳。そして耳に入るholy。

音楽と共にその単語から与えられる連想も拡がり、好きのポイントが跳ね上がったんだと思う。

 

 


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劇場のような場所で繰り広げられるのは、まあ、古来から途切れることのない人の営み、というか衝動、欲動。

 

劇場という、別世界への入り口、というよりも額縁。

小市民の私は、現実世界でいかがわしく不浄なものに関わりたくなどないが、これらの額縁を通して眺めるのはたいへん愉しい。

 

どうしてヨーロッパの劇場は、聖と俗が絡み合ったやたら豪奢な空間に見えるのだろう。黄金の縁飾りが光を放つのか、深紅の布が闇を包み込むのか。歌劇場もサーカスの小屋も、裏の貌を潜ませる。

社交の場という発達を遂げたせいか、舞台を取り囲む客席そのものが異界。

魑魅魍魎、サバト的な空間。享楽の場。

 

単に、日本人だからこそ感じるエキゾチシズムなだけかもしれないけど。

 

 

ちなみに、本編に入るまでの弦楽器の旋律もクセになります。

メロドラマの気配。