怪奇な大山脈第二弾を登る前にちょっと小休止すべく寄り道をするも、そっちも面白すぎて短距離走並みに(自分比)集中して読了。
すごい面白かった。
とってもすっごい面白かった。
語彙力かき集める余力も持てないほどのめり込んで読了。
お前はこの辺の理論や構造が理解できてるのか?と言われれば、間違いなくよく解ってないのですが、解らない人間なりにイマジネーションを喚起して歓喜させる物語群でした。心地よい嘆息。
繋がっていたり、独立していたりの短編群でどれも面白いのですが、『海の指』『自生の夢』『はるかな響き』は特に好きです。いやでも『星窓』もいいし(以下略)。
世界の綻びから生み出されるもう一つの世界というか。
閉じたと思われているその隙間が一つの起点になるというか。
文字なんだけど絵になっていく世界。