部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

5月5日 読書メモ「絵を描いて生きていく方法?」


日曜日。晴天。緑が眩しく日差しが痛い。
相変わらず燕がよく来る。
とくに番っぽい二羽が物干し竿ご利用中。
眼差しが我が家の壁を物色してる気配なのは気のせいか。
一時休憩所としてはいくらでもご利用可能だが、宿泊所としてはご遠慮申し上げる。


突発的事態がいろいろ生じて、大型連休の予定は大規模掃除しかこなせてない。
家の中はまあまあスッキリしたが、脳内がリフレッシュしきれていない感じ。
軽い筋トレや有酸素運動で多少発散。


朝。チーズトースト。カフェオレ。ヨーグルト。
昼。しらすとガーリックで冷製パスタ風素麺。キャベツ炒めにサラミ乗せ。新玉ねぎとトマトのサラダ。ビール。
夜。白米。サーモンとアボカドの刺身。小松菜と油揚げ炒め。胡瓜の浅漬け。日本酒少々。

食後、焙じ茶と水羊羹。




絵を描いて生きていく方法?

絵を描いて生きていく方法?

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「絵を描いて生きていく方法? 寺田克也」パイインターナショナル

技術指南書ではない。思考指南書?寺田克也の哲学、と言っていいかもしれない。
びっしり二段組のインタビュー記事は、ゆる〜く進行しつつも、かなり深いところまで潜っていく感じ。お仕事のメイキングや、ライブドローイングの写真もあるが、とにかく本の至るところにラクガキが配置されており、息をするようにラクガキするんだな(手が動くんだな)という印象。

描くことがひたすら好き、というのが大前提。
寺田氏の幼少期から現在への道をなぞりつつ、視点の据え方、空間把握の仕方、ひたすら描く、発想や構築、計算や自己の確立、「運」大事などなどあらゆる方面を、持論だけどねと断りつつかなり丁寧に答えている本。
後半はイラストレーターになっていく過程でもあるのでまさに「絵を描いて生きていく方法」。シビア。
絵で生きていこうとは思わないが、今後も絵を描きながら生きていこうとは思う。

個人的には『02 絵を描くのは何故めんどくさいか』に、寺田克也ほどの絵師でもそうなのか!!と無駄に安心感を得る。免罪符。
いや、もちろん日曜絵描きのメンドくさいとはレベルが違うのだが。


「アート・スピリット ロバート・ヘンライ」の読後感に近いなと思う。
やっぱり絵を描くのが好きだな、という噛み締め感。