部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

12月3日 小さな神さまの思ひで

 

土曜日。曇天から若干の日差し。

怒涛の一週間。

家庭よりも仕事が大好きな種族のごとき会社滞在時間。

そういえば、コロナ前の年末ってこんなだったわ。

微妙な懐かしさを覚えつつも、時の変化も実感。

コロナ前は翼を授けるドリンク程度で良かったのに、ビタミン含有保険薬を常備するようになった今日この頃。今のところキューピー●ーワゴールド αプレ●アム。

 

 

田舎に住んでいるので、本を買うときはオンラインもかなり利用するのだが、なるべく本屋で購入を心掛ける。書店を守るんだ!などというたいそうな思想ではない。この地で続いてください、という願い。

単にリアルに本が並んでいる場所に行きたいだけ、ともいうが。

出来れば週一回はその場を歩き回り息を吸いたい。

品揃え豊富で書店員さんも頼り甲斐のある某大型書店がメインの参拝地だが、一時は縮小し若干息を吹き返した小さな店舗も月に一度はお参りする。

 

今年最後の巡礼を済ませ、雑誌と画集を購入。

夏だったか秋だったか、此処ではちょっとした御利益があった。

ふらふらと棚を巡っていたら、目に飛び込んだ黄色い背表紙。

 

東海道四谷怪談 鶴屋南北岩波文庫

 

品切れの本が此処にある。

本屋の神さま!と、ちっさく震える。

 

冷静に考えれば。

もともと此処に鎮座していたのをスルーしまくり、歌舞伎に興味を持ち始めてちらほらと関連書籍を探していたために目に入った、だけなのですが、ここは本屋の神さま!と思いたい。

書籍の適正な代金だけを求める本屋の神さま。

神さま、来年もまた来ます。

 

 

さて、来週は別の参拝地に行かねば。