部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

12月27日 年越しちゃったら、また平日

 

火曜日。晴天。空気は澄み渡る。寒い。

 

職場も街並みも年末モード。
この、一点に集中していく忙しなさと、お祭り感と、そこはことない静けさのある空気感は嫌いじゃない。嫌いじゃないけど、年が明けた時の(特に元旦の夕方辺り)、なんだか呆気ない感じが少し苦手。

 

というわけで、なるべく浮き足立たないように過ごす。

 

朝。ヨーグルト道。グラノーラさぼってハムエッグトースト。コーヒー。
昼。おにぎり。梅干し一個と具なしのゴマ塩。豚汁カップ
夜。白米。里芋、大根、人参、長ネギ、しめじ、豚肉を味噌で煮込む。ほうれん草のお浸しとシラス。ビール。

 

お灸しつつ、テレビ見ながらカモミールティー。

 

 


バーナード嬢曰く。6 施川ユウキ一迅社

いつの間にかもう6巻。
初めは、ちょっとキャラの濃いバーナード嬢こと町田さわ子と、周りの読書好き面々(こちらもキャラは立ってるが)による少しシュールな日常コメディと思っていた。
2巻3巻と経つにつれ、図書室がメインに展開される彼らの日常を眺めて、思い出のうずくような箇所を擽られたり、懐かしさと羨ましさを募らせたり。
本にまつわる記憶だけでなく、作品本来の新しい視点も多分に得られる。
本好きの人達と会話、は突っ走りすぎか。
本好きの人達の会話を間近に聞いて頷いている気分。

序盤にある遠藤君の文化史で吹いた。
オドラデクをすらすら図に出来る遠藤君。
時代小説のとっかかりに南條範夫作品選んじゃう遠藤君。

104冊目は共感の塊でしかない。
図書館で借りた「デス博士の島その他の物語」のあのくだりは、読了後に気に入りすぎてノートに書きつけたくらいなので、神林とバーナード嬢の甘酸っぱさと自分の若かりし思い出が混ざり合って、のたうち回るくらいの共感。

長谷川さんの、ある一つの世界を変えたくないが故に続編を読まない選択も好ましい。


それにしても、町田さわ子はグータラどころか熱量満タンな読書家。
神林も、遠藤君も、長谷川さんも、それぞれの方向で熱量のある読書家。
彼らのように、読書に熱量を注ぎ込めているだろうか。