部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

7月23日 記憶の彼方の童話集


日曜日。晴天、朝の風が涼しい。
天気が良くて暑いとワクワクする、という条件反射は未だ衰えることなく続くらしい。
ただの土日だけど。


毎年書いている気がするが、夏といえば読書を堪能できる幸福感に満たされていたので、陽射しを窓越しに眺めつつぼんやり思い出を反芻したりしなかったり。
思い出、ではないが

【私の好きなアグネスチャン、これでおしまいこれっきり】

というフレーズが脳内にこびり付いているらしく、隙あらば頭を過ぎる。
もちろん、あのアグネス・チャンのことではない。

子供の頃に読んだ年季の入った童話集。
アンデルセン童話にある「豚飼い王子」というのは後に知った。。
とある小さな国の王子が真心込めた美しいものを捧げて他国の姫に求婚したけど相手にされず、諦めずに潜入したら、ちょっと残念なお嬢さんだったと判明。お姫様は愚かしい行動で父親の怒りを受け、挙句王子からも見捨てられてしまったという物語。
ある意味、王子の復讐だったんじゃないか?と今は思う。
そのお姫様が、呟く曰くのある一節。

青空文庫によると「ブタ飼い」(底本は新潮社のアンデルセン童話集/矢崎源九郎訳)

【ああ、いとしいアウグスチン もうおしまいよ、なにもかも!】

アウグスチンという耳慣れないカタカナを、テレビでお馴染みの音として覚えたのではないかと思う。これでおしまい、これっきり、というテンポの良さと共に。

新潮社版によるとアウグスチンだけど、自分が実際に目にしたのはどういう名前だったんだろう?と記憶を頼りに本を検索してみたのだが、これだと思うのが見当たらない。
「目箒の鉢(イザベラとバジルの鉢)」の物語も同時収録だった気がするのだが、アンデルセン じゃないので何かが混同しているのか。
殺されてしまった恋人の首を鉢にって!と思うよりも、振り仮名表記の目箒(めぼうき)って何?と思っていた記憶。

朝。バナナとヨーグルト。卵サンド。野菜ジュース。
昼。素麺。枝豆。唐揚げ。ビール。
夜。白米。厚揚げと茄子の生姜炒め。胡瓜とワカメとしらす和え。納豆。

食後にほうじ茶と団子。





リアタイ大河は、本能寺の変が新解釈過ぎた。
家康ぅ、家康ぅ、信長ぁ、信長ぁって、私は一体何を見せられているんだ?
家康が寝込みを襲うことをワクワクして待ち構えていたのに、現れたのが光秀だったら信長キレまくって魔王降臨じゃね?とふざけた予想していたら割とそんな感じだった。
あの名言を無視して、勝ち誇った光秀に「なんだお前か」発言。

そもそも、実際に襲撃されていながら家康の面影求めちゃうって、信長どんだけ病んでるの。あれか、恋の病か。恋は盲目が激し過ぎて怖い。
白い着物をあんなに血に染めた信長初めて見た。バーサーカー
同じく白系のお小姓姿で揃えている蘭丸なのに、上様は家康オンリーなので衆道感皆無。

とりあえず、びっくりするほどBLだった。
あの流れは、そちらに詳しくない人間が観てもBLだと思う。

それにしても光秀の小物感よ。