部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

7月15日 iPhoneを見てスコープドッグと思った世代


土曜日。湿っぽい。
職場の窓から覗いた青空は、自室の窓から曇天。
一週間の疲労蓄積か、油断して寝違えたのか右側の肩甲骨辺りが痛い。
筋トレは休んでストレッチ。軽くストレッチしただけで汗が垂れる。
とてつもなくカロリー消費した錯覚。
白エビの素揚げでビールが飲みたい。


朝。目玉焼き乗せトースト。バナナとヨーグルト。コーヒー。
昼。素麺、しらすとガーリック、イタリアン風。ハムとサラダ。ビール。
夜。マグロの漬け丼。オクラのガーリック炒め。冷奴。日本酒少々。

食後に仏壇の最中を頂戴する。





午前中は買い出し。
親の介護に必要になったものを探しに。
何軒か探すことになるかと思い、曇天ながら熱中症を警戒してOS1をドリンクホルダーに突っ込み、最近妙に頭の中でリフレインしていた「炎のさだめ/TETSU」を車内でエンドレス。
見知った街を彷徨うつもりだったが、一軒目で希望スペックがあっさり見つかる。

もうちょっと彷徨いたいので本屋に行く。
ホビーの本棚でボトムズ関連本をうっかり手に取ってしまう。
「HJメカニクス 装甲騎兵ボトムズ 40th ANNIVERSARY SPECIAL」
なんだかよくわかんないアニメだな、と思っていた日々から40年も経っていたという衝撃。

そもそも目にしていたのはリアタイだったのか再放送だったのか。
スコープドッグのローラーダッシュには釘付けだったのだが、いっつも、似たような色彩(グレーとダークグリーン系)と、似たような構図(スコープドッグの戦闘)と、似たような表情(表情筋が凝り固まったようなキリコ)の印象が強い。
今観ても深すぎる内容なので、当時のオコサマだった私にはまったく理解できず、たまに観ては、あれ?今日はこの前の再放送してるのか?と思っていた記憶しかない。
面白さに気づいたのは大人になってから。

ロボットアクション、というよりはミリタリーSF、そして一種のデストピアものだった気がする。これでもかと欲望と腐敗に満ち満ちた弱肉強食のドロッとした世界を、超然と渡り歩く(というには自発性が薄い気もする)キリコ。ドライの魅力。
え?それ一目惚れってこと?なロマンスも伏流、最終的には神殺しというか、神話の放棄という神話の創生?。

密度のあるSF作品の魅力に全く気づかなかった当時の自分だが、OPとED曲だけは「かっこいい!」と心に刻んでいたのでそこだけは褒めてやりたい。


 



懐メロから付随して幼少期の思い出に耽っていたら、バンダイナムコからボトムズ公式設定資料発売の報が。
全2巻で約3万か。凄いな。私ごときでは手が出ないが。