部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

9月11日


水曜日。快晴。
夕方の暑さに辟易。分厚い熱の壁のよう。
空の色は紛う方なき秋なのだが、雲がびっくりするほど真夏。
真夏以上に真夏。立派な入道雲ラピュタが何個も浮かんでるレベル。
『まごうことなき』と打ったら『魔豪ことなき』と出た。強そうな言葉だ。


朝。バナナ、グラノーラ、ヨーグルト。野菜ジュース。
昼。早めに、とろろ蕎麦定食。夕方、缶コーヒーとチーズケーキ。
夜。白米。納豆。茄子、玉ねぎ、油揚げの味噌汁。焼き鮭。

食後に塩羊羹。





上半期の締めに入っているのだが例年よりは進行が楽。
時間はあるのに、ラクガキは鉛筆止まり、ウォーハンマーモデリング止まり。
集中力が切れ気味。


山田風太郎「女人国伝奇」春陽文庫を読了。
ありんすこく、と読む。帯にもあるように吉原を軸にした六短編。
『傾城将棋』『剣鬼と遊女』『ゆびきり地獄』『蕭蕭くるわ噺』『怪異投込寺』『夜ざくら大名』幕末ものの短編群と系統は類似。
史実&架空でお馴染みのあんな人やこんな人を山田風太郎流に味付けしたエンタメ。
各短編の結末はうっすらと予想は出来るが、文章が読み飽きない。
風太郎作品にしては毒気が薄い、と思うほどに毒気に慣れすぎたか。