部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

3月12日 金曜日に背伸びした本を買う

 

日曜日。薄く雲があるが晴れ。
ぼんやりとした日差しは目に見えて降り積もる花粉に因るものか。


朝食にやたら豪華なバゲットサンドを食べる。ヨーグルトは忘れない。
食後にコーヒー。花粉にコーヒーは良くないけど。


土曜日の昨日は快晴だった。
毎年、この時期にはブログに触らないようにしていた。
あの日付に日常を書くことの後ろめたさ。
独善的というか偽善的というか、間違ってる感覚だとは思う。
12年は長くてあっという間だった。




表題(?)。

覗くだけのつもりだった本屋で、岩波文庫「パサージュ論」を揃いで五冊買う。
少し前から「『パサージュ論』熟読玩味/鹿島茂を読み始めていたとはいえ、単純すぎるほどの影響の受けやすさ。
SFの世界だったら間違いなく真っ先に自己を失うタイプ。
素晴らしい世界で順応できる幸せなタイプともいえる。

「パサージュ論」は、背伸びしたいお年頃に図書館で借りて、撃沈どころか撃沈したことすらわかってないままにとりあえず読了(それを読了と言っていいのか?)した曰く付きの本。
安くもない文庫本に敢えて自腹を切ったのは、影響のされやすさの他に、本に漲る蒐集の気配、だと思う。


 

 

 

 

 

 

パサージュ論 <a href=*1 (岩波文庫 赤 463-7)" title="パサージュ論 *2 (岩波文庫 赤 463-7)" />

 

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