部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

5月6日 スクラップブックの憧れ


土曜日。雲多いがまだ晴れ。強風。
GW終盤ととるか、GW終わった後の土曜日ととるか。
気をつけていたつもりだが、かなり体が鈍っている感覚。
普段の土曜日よりは多めに筋トレと運動。


朝。ハムチーズトースト。コーヒー。キウイとヨーグルト。
昼。カレーテイクアウト。豆たっぷりサラダ。ビール。
夜。白米。ビンチョウマグロとアボカドの漬け。塩揉み胡瓜。冷奴。


日中に柏餅。味噌餡。よもぎに粒餡。
夜のおやつにチョコとコーヒー。





梅雨に入る前に本棚整理。
積読本を専用の棚を用意した前回に続き、悩んだ本をとりあえずしまっておく箱(大きめ)を用意してしまったため、手放す本を選抜するという苦行を回避し、本の所有に余裕があるかのような錯覚発生中。
最近は購入を絞りに絞っているので、すぐに溢れはしないと思う。
でも時間の問題。


本棚整理したついでに、久しぶりに植草甚一を読む。
晶文社植草甚一スクラップブック「ぼくの読書法」「JJおじさんの千夜一夜物語」新装版をパラパラと。

「ぼくの読書法」を、植草甚一によるミステリー書籍の紹介本だと思い込んでいたために肩透かしを食った思い出。古本漁りや書店巡りの文章に憧れたのも思い出。
千夜一夜物語」は、詰め込まれたハナシに振り回され佐々木マキの絵に釘付けの思い出。


購入した時は、植草甚一という伝説そのものと、噂には聞いていた全集的な本、に対する想いが膨れ上がっていた。
当然のことながら、最新として紹介されている作品や傾向は時が過ぎ去ってしまっているものであり(消え去ったものもあり王道化に至ったものもあり)、軽妙洒脱で三つも四つも癖のありそうなエッセイが植草甚一のオリジナルと思いきや参考媒体と良くも悪くも渾然一体となっていたものだと後で知って困惑した記憶も。
【スクラップブック】という言葉に、もっとビジュアル的なものを想像していたことも多分にあって、有り体にいうと、膨れ上がっていた想いが、少々萎んだ。
今ちょっと、すごい懺悔をした気分。


しかし、今も再読するたびに気がつかなかった面白さが滲んでくる。
便利な言葉だが、味わい。このビニールカバーの手触りすら味わい。
植草甚一を通して眺めるサブカルチャー史。

Kindle版もあることを知るが、私は紙のページを手でめくりたい。
ご本人は、場所取らないね!!と電子書籍そのものに大喜びしそうな気もするけど。


再読で触れるたびに検索しているのだが、『王様と王妃とゼンマイ人形』に紹介されてる作品は本当に存在するのか?オリジルを読んでみたい。