部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

8月13日 


日曜日。晴れ。夜中に雨が降ったためか早朝は涼しかった。
現在、すでに汗ばむ。


5時過ぎにパッチリ目が覚めてしまう。
「帰ってくれタローマン」インパクトが強かったせいだろうか。
絵描き歌から飛ばしているが、劇場版収録に感動。奇獣大集合、という単語に憧れの東映まんがまつり的ノスタルジー。散逸した話も全部!というワガママは言わないが、予告編映像だけでも全話分観たいので、来年までに頑張って貴重映像を発掘して欲しい。
最後に『爆発だッ!タローマン』をフルコーラスで歌う山口一郎の勇姿。
サカナクションの山口一郎の歌唱、として見てもハッとするものがあるが、熱量のあるコレクションを所有するマニアの山口一郎の熱唱と見てもアツくなるものがある。


朝。トロピカルなグラノーラ。ヨーグルト道。甘くない野菜ジュース。
昼、夜未定。





あまりに早起きしたので、外出前にメモ。


巷を席巻する「AIが作成する絵」に関しての知識があまりないのだが、ざっくりした規制だと絵に限らず著作権はあっという間に踏みにじられるだろうなという予想はつく。
膨大な資料を吸収し学習するAIは凄いと思うし、かき集めたデータを桁違いのパターンで展開する能力はとっくに人間を超えている。サムネイル作成としてこんなに最強なものはない。
イデアの叩き台や練習台としてはとんでもなく有効なツール、というのは日曜お絵かきレベルの人間でも抱く認識。

ただ、AIから提示されたものをそのまま「我が作品」とするタイプの人間に疑問は感じる。
「有効活用」を声高に謳うタイプほど多い気がするのは、私の思い込みかもしれないが。
AIを免罪符にして参考と剽窃を都合よく使い分ける姿勢には、個人、企業問わずクリエイティブなものに対する一欠片のリスペクトも感じられないのは、私だけの思い込みでは無いと思う。


などと自身にはあまり縁のない事を、薄い知識のまま早起きした頭でぼんやり考える。
こちらは絵を描く行為そのものが楽しいので、その面白い所をAIに譲っちゃう人たちが不思議でもある。



膨大な資料、繋がりで。

荒俣宏高山宏の著作に出会わなければ、博物図鑑や百科事典の凄さに気づくことはなかったかもしれない。完成品はもちろん凄いけど、そこに到るまでの深さと厚みたるや。

かき集めて、並べて、分類して。
視線や思考がウロウロとさまよう快楽。
結果とはまた別に、過程の愉しみ。

江戸川乱歩貼雑年譜
植草甚一のスクラップ・ブック。
みうらじゅんのスクラップ ・ブック。
その道のマニアの本棚や趣味部屋の画像がやたら楽しいのも、その情報量の多さと見る目を射る勢いの熱量。

圧倒的な処理能力と瞬発力で集められたものよりも、圧倒的な興味という熱量でかき集められたモノとその歪な空間。それがたまらなく興味を惹く。
膨大で、しかも些末でもある資料を次々と創造し蓄積し、膨大な情報量で時空を歪めるタローマンに夢中になるのも、その熱量に惹かれるからだと思ってる。


なんだかちょっと面倒な雑談になってしまった。

 

昨日買ってきた熱量の塊。