部屋の窓際

好きなものについて描いたり書いたり。

12月23日 無為で結構



土曜日。晴天。
目覚めはスッキリだが、しばし布団の温もりに絡みとられる。
久々に頭を捻るような悪夢を見ていた記憶がある。
蟲蟲蟲なかなかに悍ましい夢だったが、思い出すと幻想的に塗り替えられる。
ちなみに、乱歩的ではなかった。アンダルシアの犬、ダリの世界。

冬至の行事も完了。柚子風呂、南瓜はコロッケを食した。
暖かかった先週のうちに大掃除も終了。
と自分に言い訳して、掃除洗濯後はだらだらとして過ごす。


朝。クロワッサン。リンゴ。ヨーグルト。ホットココア。
昼。コンビニのパスタ。コンビニのサラダ。
夜。白菜、長ネギ、エノキ、しめじ、人参、牛肉のしゃぶしゃぶ。ビール。

食後に蜜柑。
お灸を再開。養命酒をぐいっと呷って白湯で仕上げる。





「会っちゃった!トトロに会っちゃった!」というセリフが頭に浮かぶたびに、
「勝ったんだ!俺は犬神一族に勝ったんだ!」が連動して脳内を駆け巡る。
我ながら不思議。母音の連なりか。
ある意味、両者とも溢れ出る喜びの叫びではあるのだが。

という雑感は関係ないが、録画しといたプロフェッショナルな宮崎駿を視聴。
二度目?三度目?今回はいつにも増して濃い。
創作者の業と積年の片想いという情が絡んで、いろいろと深い。
深い。いや、むしろ深淵の際か。
総じて、ドキュメンタリーとは?と思う仕上がり。
これはある意味、物語ではなかろうか。
ある種の宣伝のようにも見えてしまうが、しかし面白かった。

私が「魔女の宅急便」以降のジブリ作品(「紅の豚」は除く)に興味が持てなくなった理由が少しだけ分かったような気がする。凄いと思うが、興味が無い状態。
傲慢な観客である私は、『物語』を求めるのであって、込められた『葛藤』を邪魔としか思わなかったようだ。ちなみに、この『葛藤』を各映画公開時の私は『説教』と捉えていた。

今回のドキュメンタリーで、その『葛藤』を断片的に解説されると、ではその葛藤の物語を観てみようか、と思ってしまうから不思議。
しかし、「興味」と「好み」はまた別物なので二度と観たくない作品もあるのだが。


うっかり毒をこぼした罪滅ぼしではないが、今年買ってしまった大物円盤がコレ。


赤毛のアン Blu-rayメモリアルボックス


まだ一回(一巡)しか観ていない。
幼少の頃の素晴らしかった記憶はやはり間違いではなかった。